ダイエットのお困り話「もっともっと痩せたいです!!」

『もっともっと痩せたいです。』

と服のサイズからいえばSサイズのお客様がそんなセリフを言われます。

多くの方が脂肪やセルライトをもっと落とせば、綺麗に見えると思われていると思うんです。フェールラヴィもこういったお客様が来られます。

そして、エステといえば、“脂肪溶解”とか“キャビテーション”でそれらの組織を薄くすることをほとんどの目的としています。でも果たして、Sサイズのお客様にどれだけ余分な脂肪やセルライトがついているのでしょうか？

少し、脚や腕の表皮をひねったら、セルライトのボコボコは多少は出るでしょうが、たぶん私が思うに、それが減ったからといってこのサイズのお客様の見た目ではそう変わらないような気がします。

こういう、本当はたいして太っていないお客様は、実は綺麗に痩せて見える形が欲しいのだと私は思っています。痩せているんだけれど、脚が短く見えるとか、お尻が垂れている、肩幅が広く見える、ウエストとお尻のバランスが悪い、太ももは痩せてもふくらはぎは痩せないとか。そういった姿勢の悪さがあってスラリと見えないのを、でも言葉として出てくるのは『太っているのでもっと痩せたいんです！』ということのような気がしてなりません。

そしてこの形をよくするということは脂肪の多くない方は、脂肪を減らすことをしてもほとんど効果がありません。要は、ゆがみが原因なのだ！ということに気付くべきなのだと思います。

綺麗に脚を揃えて座り姿勢のままでいられますか？股関節や膝の関節が曲がっているだけでも、脚は勝手に開きやすくなります。脚の指の甲側に靴の中で擦れたあとがついていませんか？指の踏ん張りがないだけで身体を支える全てにキレイになれない原因が生まれます。

こんな一面をとってみても、ゆがみで形が変化し、残念ながら見た目の美しさにも影響がしっかりと出てきてしまいます。

私は整体と美容をするのにあたって、来られたお客様には何が足りない要素なのかを判断しメニューをご提案するようにしています。それに身体やお肌って、これだけやれば！絶対という一つで片付く悩みはまずありません。色んな要素が積み重なってできた悩みだから、いろんなアプローチができることが大切だと思っています。お金を使っていただくことに、できるだけ無駄を作らないようにひとつひとつのプロセスをお客様の美しさに繋げたいと考えます。